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感染症トピックス

ファビピラビル(T-705)に治療効果

カテゴリー:新興感染症

2015/02/06

 ファビピラビル(T-705)は富山化学が開発した抗インフルエンザ薬です。その作用メカニズムから他のRNAウイルスにも効く可能性があると考えられ、エボラウイルスに対してもマウスの実験で活性が確認されていました。
 ギニアで昨年12月に行われた試験投与(14歳以上の69人を対象)の結果が解析されました。ウイルス量が低い~中程度の患者群においては、ファビピラビル投与によってその致死率が大きく低下したことが明らかになりました。しかし、既に高いウイルス量に達した患者さんには効かなかったということです。
 発症後早いうちに治療すれば治る可能性があるということになれば、今後医療機関に来る人たちが増加することが期待されます。
(The New York Times, FEB. 4, 2015)

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