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感染症トピックス

手足口病(沖縄とシンガポール)

カテゴリー:その他

2015/03/24

 沖縄で麻疹と疑われた複数の患者検体は、検査の結果手足口病(FMD)であることが明らかとなったそうです。手足口病は通常乳幼児で流行するウイルス性感染症ですが、今同地域では成人でも発症が確認されているそうです(1)。

 一方シンガポールでも手足口病の流行が報じられており、昨年同時期の2倍の患者数が報告されているということです(2)。

 手足口病は多くの場合自然治癒し経過は良好ですが、ワクチンや治療薬はありません。発症初期の症状は麻疹とよく似かよっており、鑑別診断には技術(PCR等)が必要です。ちなみに原因ウイルスはエンテロウイルスに属し、アルコール消毒の効果は低いことが予想されます。感染が疑われる場合は、登園・登校・出勤等人に触れる機会を避けることが重要です。

(1) ProMED-mail Date: Wed 18 Mar 2015
HAND, FOOT & MOUTH DISEASE – JAPAN (OKINAWA)

(2) ProMED-mail: Date: Thu 19 Mar 2015
HAND, FOOT & MOUTH DISEASE – SINGAPORE: ALERT

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