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RSウイルス感染症

RSウイルス感染症

  • RSとはrespiratory syncytial の略称で、RSウイルスの正式名称はrespiratory syncytial virus、RSVです。
  • 成人までに何度も感染を繰り返しますが、病院を訪れる患者さんの90%以上は生後2歳までの乳幼児です。東京都衛研がまとめたグラフを見ると、2004年は20歳以上も40%近く含まれていたものの、2008年以降は90%以上を2歳以下の小児が占める傾向が続くようになっています。
    http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/rs-virus/rs-virus/
  • 例年流行は冬季が中心でしたが、2014年は7月から始まりました。今年もその動向に注意する必要があります。
  • 通常は軽い風邪症状で終わりますが、重症化すると細気管支炎、肺炎へと進むことがあります。特に初めて感染した乳児の30%は、咳が悪化し重症化する危険性があります。
  • 重症化のリスクが高い人は基礎疾患を持つ小児と、生後三か月以内の乳児です。
  • 近年までRSウイルス感染症の重要性はよく分かっていませんでしたが、各国での研究によって乳幼児の重症肺炎の主要な原因の一つではないかと言われるようになりました。さらなる研究が必要ですが、治療薬やワクチン・迅速診断法の必要性が議論されています。

<治療法>

  • 今のところ有効なワクチン、治療薬はありません。

<予防するには?>

  • RSウイルスは咳やくしゃみなどによる、飛沫・接触によって感染します。
  • したがって、風邪の症状となったおとなは、リスクの高い小児や乳幼児との接触を避けるようにしてください。
  • RSウイルスは普通のエンベロープウイルスなので、アルコール消毒が非常に有効です。こどものまわりにいる大人は手洗い、消毒を頻繁に行ってください。

(参考)

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